5月17日 子どもの斜視Q&A

Q.斜視って?

A.両目の視線が同じ向きにならないことです。子どもの約3%にみられ、生まれつきのものもあれば、目や脳の病気から起こるものもあります。多くの場合、目の位置のずれや視力を調べる検査で診断できます。

 

Q.視力への影響は?

A.両目が交互にずれる場合あまり影響しませんが、片目だけがずれる場合はずれる側の視力が発達しにくくなり、生まれつきの場合は両目を同時に使う機能が発達しないことがあります。

 

Q.治療法は?

A.遠視が強い・左右の視力が違うなどの場合は、視力を矯正する眼鏡をかければ治ることが多いです。光を屈折させ見やすくするプリズムレンズの眼鏡で治す方法や、目薬で調節機能を弱めて目の位置を治す方法もあります。これらの方法で改善されなかったり目のずれが大きかったりする場合は、目の筋肉をずらしたり短くしたりする手術で動きを調節します。

 

斜視には自然に治るケースもありますが、お子さんの目に異変を感じた場合はまず近くの眼科専門医を受診しましょう。受診の際、目がずれているときの写真などがあれば持参すると参考になります。

(5月11日 朝日新聞)

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