4月4日 まぶたのトラブル、原因はさまざま

▼ 考えられる原因は?
* 加齢変化によるもの
加齢とともに筋肉や挙筋腱膜の機能が衰えることにより、目が大きく開かなくなるのが眼瞼(がんけん)下垂もその一つ。また、最近では長期間のコンタクトレンズの使用により、それほど高齢でなくても眼瞼下垂の症状を訴える人が増えています。

* 神経の異常がもたらすもの
かかる頻度の高い病気の一つが眼瞼けいれん。主な症状としては、目が乾く、しょぼしょぼする、目を開けていられない等です。目が開けにくいということから、患者のなかには自分で加齢による眼瞼下垂だと思い込んだり、目の違和感からドライアイと診断されたりすることも多いそうです。

▼   セルフチェックをしてみましょう
①ベッドなどにあおむけに横たわり手鏡などで顔を見る。
②まぶたを何回か大きく開けたり、閉じたり、まばたきをしたりしてみる。
→加齢やコンタクトレンズによる眼瞼下垂なら、重力によって上まぶたが下がってしまう病気なので、この状態なら正常に目を開けられるはずです。
自分が思うように瞬きができなかったり、左右で動き方が異なったりするときは専門医に相談してみましょう。

▼   治療法は?
眼瞼けいれんには、症状を改善するためのさまざまな手法が登場しています。
例えば、ボツリヌス菌の成分を注射するボトックス治療。過剰な収縮をしている眼輪筋などに作用して症状を和げます。
そのほかに、まぶたの上部を軽く圧迫し目を開けやすくする「クラッチ眼鏡」や、薬物治療、特定の筋肉を弛緩させる手術治療なども開発されています。

(日本経済新聞 3月29日)

  • 最近のエントリー

  • カレンダー

    2024年3月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
  • アーカイブ

先頭に戻る