11月29日 目の不自由な人の登山支援

障害のある人の登山を支えるボランティアの普及を目指し、日本山岳会が全国の支部から集まった50人と目の不自由な会員9人とともに瀬戸、名古屋両市内で1泊2日の集会や支援登山を開いた。

支援登山は海上の森で、参加者がリュックにロープを巻き付け、目の不自由な人がそれをつかんで追随する。先導する人は「右にカーブします」「木の根っこがあります」と細かく伝えていた。

両目が見えないという名古屋市東区の会員・山田弘(79)さんは、大学時代から60年ほど登山を続けてきて、その魅力を「サポートしてくれる人と友だちになれる。空気や花のにおい、鳥が鳴く音など目以外の感覚から季節感を感じられる」と話す。

一行は、あいち海上の森センターから約2時間半で標高327mの物見山頂上へ。山田さんは「爽快感がある。目の見える見えない関係ないと思う」と声を弾ませた。

前日には初めて各支部が集まり、各支部のボランティア活動について情報を交わしたほか、公益社団法人として会ができる社会貢献を議論。東海支部の高橋玲司支部長(56)は「頂上を踏む以外の達成感も会員のやりがいにつながる。定期的に続けられたら」と話した。

(2025年11月21日 中日新聞)

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