4月22日 iPS細胞から、眼の涙腺に似た立体的な組織を作ることに初めて成功

iPS細胞から、眼の涙腺に似た立体的な組織を作ることに、大阪大学のチームが世界で初めて成功した。

眼の表面は涙腺から分泌された涙液で乾燥を防いでいる。

免疫疾患のシェーグレン症候群などの病気では、涙腺の機能が損なわれ、重いドライアイになる。

涙腺は成人では再生せず、根本的な治療はない。

生着した組織の量はまだ少なく、成熟化の度合いも実際の涙腺に比べるとまだ低いが、今後の治療につながるとしている。

   2022.4.21   中日新聞

4月6日 iPS角膜細胞は安全

大阪大眼科チームは、iPS細胞から作成したシート状の角膜組織を、ほぼ目の見えない角膜上皮幹細胞疲弊症の患者4人に移植する世界初の臨床研究が完了し、拒絶反応やがん化と言った問題は起こらず、安全性を確認したと発表した。

全員症状が改善し、うち3人は矯正視力が向上。0.15から0.7まで改善した人もいた。

3~4年後の実用化を目指し、次のステップとなる知見を2023年にも実施する。

2022.4.5 中日新聞

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