12月29日 白内障、緑内障と同時手術

目の中でレンズの動きをする水晶体が濁って見えにくくなる白内障は、加齢に伴い誰もがなりうるとされる。

全国で年間140万件以上の手術が行われ、最も件数が多い外科手術の一つだ。

 

一方、緑内障は目の中の液体「房水」がたまって眼圧が上昇することで起きる。

目薬で眼圧を抑えながら白内障の手術を行う患者がいる一方で、両方を同時に手術するケースも高齢者の増加とともに増えている。

 

白内障の手術中に房水の流れをよくする「流出路再建術」を行うことにより、緑内障の治療で使う目薬の種類を減らすことができる可能性がある。

 

(12月25日 日本経済新聞)

12月26日 左目を失ったシリア男児に連帯

内戦が続くシリアで政府軍の砲撃により生後2か月の男児が左目と母親を失った。

トルコのメディアなどによると、男児の名前はカリムちゃん。

10月末にシリアの首都ダマスカス近郊にて砲撃に遭い、左目を失った上、頭部に重傷を負った。その際母親も死亡した。

 

カリムちゃんに連帯を示し、苦境を訴えようと、自身の片目を手で覆った写真をソーシャルメディア上に投稿する動きが各国で広がっている。

 

(中日新聞 12月25日)

12月26日 スマホの影響 子ども視力過去最悪

文部科学省の2017年度学校保健統計調査によると、裸眼の視力が「1.0未満」の小中学生の割合が過去最悪となった事が分かった。

小学校は三年連続、中学校は四年連続で視力が低下。

文部科学省は「スマートフォンなどの普及で画面を近くで見る機会が増えた影響もあると考えられる」としている。

文部科学省によると、視力1.0未満の子どもは、幼稚園で四人に一人の24.48%、小学校で三人に一人の32.46%、中学と高校ではそれぞれ56.33%、62.30%を占めた。

 

(中日新聞 12月23日)

マラソン視覚障害女子 世界新記録

12月17日、山口県で行われた防府読売マラソン。

視覚障害女子で道下美里選手(三井住友海上)が2時間56分14秒の世界新記録で制した。

 

序盤は周りの選手と接触するなど思うような走りができなかったが、20キロ地点で伴走者に「いいペースだね、と声を掛けられて気持ちが変わった」という。

 

三年後の東京パラリンピックでの金メダルへ期待が膨らむ好走。

今後の目標について「2時間52分台を目指したい」とさらなる記録更新へ意欲を示した。

 

(中日新聞 12月18日)

12月9日 視覚障害者柔道 海外勢が席巻

11月26日に東京・講道館で視覚障害者柔道が開かれた。

男女12階級のうち11で外国人選手が優勝。

背景には日本選手の強化を狙って受け入れた海外勢の参加が、2020年東京パラリンピックを前に増加していることがある。

 

視覚障害者柔道の日本代表が国際大会に参加するのは年に1~2回しかない。

国際経験を補うため、2年前に全日本の門戸を海外勢に開いた。

当初は2カ国だったが、今年はドイツ、ルーマニアなども含め6カ国が参加。

選手も26人と前年の約4倍に増えた。

 

日本視覚障害者柔道連盟の遠藤義安強化委員長は「海外の強い選手を乗り越える力をつけてもらいたい」と選手を鼓舞する。

 

(日本経済新聞 12月7日)

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