11月22日 目ヂカラメイクにご用心

目元を強調する「目ヂカラ」メークによるトラブルが増えているようです。

目の際ギリギリまでアイラインやアイシャドーを塗り込む方法は、
しっかり落とさないと炎症のもとになってしまいます。

「目が痛い」「ごろごろする」といった相談が、
国民生活センターにも年々多く寄せられるようになったとか。

まつ毛の生え際より内側の粘膜に、
落とし切れていないメークの汚れが転々と残って目に異物感を与えたり。
つけまつ毛が角膜に無数の傷をつけていたり。
接着剤による炎症も増えているようです。

異常があれば早めの受診をおすすめします。
また、過剰なメイクは角膜炎やドライアイをひきおこすので、控えたほうが無難でしょう。

(日経新聞より抜粋)

11月18日 未熟児網膜症の治療法

今日は、治療法の進化している未熟児網膜症についてご紹介します。

【どんな病気?】
目の構造をカメラに例えると、フィルムにあたる網膜の血管の発達が途中で止まり、
その先端に「新生血管」という異常な血管が伸びる病気。
この血管が伸び過ぎると失明しかねない。

※母親の腹にいた期間が28週未満、1千グラム未満の子の8割が発症すると言われる。

【治療法は?】

◆レーザー(光凝固)
└→網膜を焼き、異常な血管の発生をおさえる。

◆強膜バックリング
└→眼球の外側にシリコンをあて、異常な血管の勢いを抑制する。

◆硝子体手術
└→異常な血管からできた膜を切り取る。
   または、異常な血管の足場となる硝子体の繊維を切り取る。

◆抗VEGF抗体治療法(現在研究中)
└→異常な血管を発生させる物質の働きを防ぐ
※アメリカではレーザーより有効とする臨床試験の結果が発表されたが評価は二分。
 日本では国内数か所で治療法が実施されているが、知能や心身の発達に対する
 影響がまだはっきりと分かっていない。今後、治療に使う薬品の量を確立する構え。

★以前は重症だと明暗が分かる程度しか視力が得られなかったが、現在は治療法が進化し
  日常生活に支障をきたさない程度の視力になる子供が増えている。

(日経新聞より抜粋)

11月9日 翼状片はどうすれば?

今日は、翼状片についてご紹介します。

【どんな病気?】
白目の表層にある結膜が黒目(角膜)との境界を越えて侵入して起こります。
――※先端部分に引っ張られて結膜が伸びる形が、
     鳥が片方の翼を広げたように見えるために翼状片と呼ばれています。

【どんな症状?】
目の内側の違和感、充血が主です。
ただ、伸展してくると瞳孔から入る光を遮り、角膜の不正形を起こして強い乱視となります。

【どう対処すればよい?】
病院では、

さほど伸展がない場合は「副賢皮質ホルモン」剤の点眼で違和感を抑えます。

翼状片が伸びてきたら手術を勧めますが、どの時点かは医師により判断が異なります。
また、患者の年齢や意向、翼状片の状態によっても異なります。

再発が最も大きな問題で、手術と再発を繰り返すと目の動きが悪くなったり、
まぶたが変形するケースもあります。特に30代や肉厚の翼状片などは再発のリスクが
高いと考えられ、伸展の度合いだけでは決まらない場合もあります。

ひとりで「手術しかない‥」と考える前に、もし違和感を感じたらまずは受診を。

(日経新聞より抜粋)

11月9日 ルテインで視界のゆがみを食い止める?

ものがゆがんで見えたり、視野の中心がぼやけたりすることはないですか?
もしかすると、失明のリスクが潜んでいるかもしれませんよ‥‥。

近年、視野の中心がぼやけたり、暗くなったり、歪んで見える
「加齢黄斑変性」という病気がとても増えているのです。

これは、目の網膜の中心にある黄斑に異常が起きて起こるもの。
まず、①網膜とその奥にある脈絡膜の間に老廃物が溜まる
    ②慢性炎症が続く
    ③脈絡膜の毛細血管から新しい血管が出て黄斑に異常を起こす。
   ‥という流れの「滲出型」というタイプが日本人には多いようです。

高齢化や食事の欧米化に伴って増えているこの病気、
50歳異常の約1%の割合で発症し、失明原因の4位となっているそう。
何か防ぐ手立てがないか、日々研究が進んでいるようです。

近年、効果が期待され注目を浴びているのが「ルテイン」です。
黄斑には緑黄色野菜に含まれるカロテノイドの一種であるルテインとゼアキサンチンが
多く存在し、これらが新生血管を生じさせるのを防ぐと考えられています。

ルテインはほうれん草などに含まれていますが、手軽にとるならサプリメントも効果的。

慶応義塾大学医学部では、「緑黄色野菜を含むバランスの良い食生活と禁煙。
                  外出するときは帽子と遮光眼鏡をかけたほうがよい」と
加齢黄斑変性の予防を呼び掛けています。

(日本経済新聞より抜粋)

11月1日 アートメイクで眼に傷が!?

近年、「楽できれい」という理由でアートメイクが流行っている模様。

それは、唇やまぶたに針をさして色素を皮膚にいれ、化粧しているように見せるもの。
毎日化粧をする手間がはぶけるものの、ここのところトラブルが目立ってきているようです。

目の角膜に傷がついたり、化膿したり‥
ここ3~4年で121件もの相談が、消費生活センターに寄せられているのだそう。
その相談のうち、95%は医師免許のない者のアートメイクであることがわかりました。

皮膚から色素を除去するには費用も時間も、色素を入れるときの倍以上かかります。
施術者が医師免許を持っているかどうか確認し、リスクをふまえたうえで医療機関での
施術を受けるのが適切だと言えるでしょう。

(日本経済新聞より抜粋)

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