4月6日山から花粉症の憂うつを克服

立山連邦を望む富山県森林研究所の温室で、新しい品種の開発に成功した。
それは、「無花粉のスギ」。早ければ来年の春、年間1万本リリースできるかもしれない。

森林・林業白書によると、国土の7割ほどを占めるのが森林である。
その4割が人工林で、さらにその7割がスギなのだという。

花粉を出すスギの木を伐採しようにしても、国産材の価格低迷や担い手の高齢化に
圧迫されてやむなく放置するしかない現状である。

これをふまえ、東京農業大学教授の宮林成幸氏は「森づくり」を提唱している。
氏によれば、森の中で①森林を天然のままに残す場所 ②林業に利用する場所
③地域住民と共存する‥という3つのゾーンに分けて森を管理する方法だという。

この方法ならば、長期ではあるが確実に根本的なところから花粉を見直すきっかけになるだろう。

4月6日日経夕刊より

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