2016.09.30
9月30日 眼科医もまばたきが大切…
眼科では診察時、目に光を当てて異常がないかを調べる細(さい)隙(げき)灯(とう)顕微鏡や、目の奥を調べる眼底鏡で診察しています。
長時間座ったまま、なおかつ目をさまざまな方向から光で照らして観察するので、無理な体勢になり、頸部や腰の痛みを訴える医師も少なくありません。
目の手術も顕微鏡をのぞきながら座った状態で行うので、手術件数が多いほど体への負担が増えます。さらに、手術中は常に集中しているので、まばたきも極端に減ってしまいます。
まばたきは通常1分間に20回前後ですが、手術を行う眼科医のまばたきは1分間に1回前後。
眼科医もまばたきの減少でドライアイや、乾燥により黒目の表面がいびつになり、視力が低下することもあります。
皆さんも、できるだけまばたきをするように心がけてくださいね。
(9月27日 中日新聞)
投稿日:2016年09月30日