5月25日 ユニバーサルデザイン( UD )フォント

UDフォントは、目の不自由な人も含め、より多くの人が読みやすく、誤読されにくいように考慮した書体。

 

高齢化が進み、文字が読みにくいと感じる人が増えていることなどへの対応で、自治体の広報誌や鉄道の駅名標、商品表示、一部のパソコンの基本ソフト( OS )にも搭載されている。

 

濁点を大きくしたり「3」や「8」といった似た字は線の長さや角度を調節して違いを明確にしたりしている。

一方、強調して斜体にしたり、影などを付け加工して使うことで、かえって分かりにくくしてしまうことがあり注意が必要だ。

 

桜花学園大の柏倉教授(特別支援教育)は「UDフォントは読みやすい人が多く、不特定多数に渡す場合には適しているが、全てを解決できるわけではない」と指摘。

「発達障害や視覚障害のある人にはいくつか書体を示し、読みやすいものを選んでもらうと良い」と話し、常に相手の立場を考えた使用を促す。

「5月22日 中日新聞」

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