8月19日 下がるまぶた、若いうちからも…

まぶたが下がってくる症状は、加齢によるものだけではないとご存じでしたか?

 

古代エジプト人の像が描かれた絵の中には、おそらく生まれつき片方のまぶたが下がっていると思われる人物の像もあるそうです。

先天性の眼瞼下垂(がんけんかすい)と呼ばれますが、数千年前から存在する症状だとわかります。

 

先天性の場合、まぶたを上げる筋肉の未発達や、神経の異常が原因と言われています。

整容的な理由から、早期の手術を希望する人が多いですが、視力が正常に発達していれば幼稚園に入る前などに行うことが多いです。

 

その他、先天性ではありませんが若いうちから発症するケースがあります。

ハードコンタクトレンズを長年装用し、着脱時に目尻を強く引っ張ったり、レンズ自体がまぶたの裏側から筋肉を傷めてしまったりすることが原因となるものです。

 

自分では気がつかず、無理に目を開けようとして疲れを感じる人もあります。

場合によっては手術の適応になります。違和感があれば、まずは眼科医へご相談ください。

(8月9日 中日新聞)

 

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