7月12日 見た目だけじゃない…逆まつげで治療?

美しいまつげは女性の憧れですが、時にまつ毛が目を傷つけてしまう事があります。

俗に言う逆まつ毛です。

通常まぶたから外に向かって生えますが、まぶたに異常があると目にあたり、痛みや充血、異物感などが生じるのです。あたるまつ毛が数本なら睫毛乱生(しょうもうらんせい)、数が多いと内反症(ないはんしょう)と呼びます。

 

赤ちゃん~幼年期は、皮下脂肪が多くまぶたも腫れぼったいので発症しやすいですが、多くは成長とともに治ります。

就学前後までに治らない場合は、角膜が傷つくのを防ぐため、埋没法といってまつ毛が外に向くようにする手術が適応になります。

 

高齢者では、まぶたの炎症やまつ毛の乱れ、加齢による皮膚のゆるみ等が原因となり増加。眼科で定期的に抜くか、毛根ごと切除する方法もあります。

内反症であれば、まぶたの皮膚を切除したり、まぶたを動かす筋肉を短くしたりする手術をすることがあります。

 

クルンと上向きのまつ毛は美容的にも素敵ですが、逆まつ毛が目を傷つけるようなら、眼科的に治療が必要です。異常を感じたら、眼科医にご相談を…。

(7月12日 中日新聞)

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