4月22日 若くても要注意!? スマホ老眼

情報の約80%は目から入ると言われています。

近年では、瞳の虹彩(こうさい)部分を個人識別に利用したり、眼鏡に付けたウエアラブル端末から画像が見えるようにするなど、情報技術の進歩で目に関連する情報機器や機能も向上しています。

半面、目はIT機器に酷使されています。電車の中を観察してみると、ほとんどの人がスマートフォンを見ているという光景も珍しくありません。

そんな若い世代でも起こりうるのが、「スマホ老眼」。

近くを見る状態が長く続くと、目のピント調節を行う毛様体筋(もうようたいきん)が酷使され、目が疲れます。

その状態で遠くを見るとものがぼやけ、近くを見るのも辛くなります。これは、老化で水晶体が硬くなり、ピント調節機能が弱る老眼と似た症状といわれています。

 

特に、ゲームのように物体が小刻みに動く画面は、まばたきが少なくなり、目の乾燥も助長させます。

スマートフォンに限らず、本を読むときも目を近づけすぎると、同じ状態になります。

ただ、本当の老眼と異なり、スマホの使い方を改めれば回復や予防もできます。

そのためにも、画面から時折目を離して遠くを見たり、意図的にまばたきしたりして、目を休めるようにしましょう。

 

(4月5日 中日新聞)

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