6月7日 斜視に手術は必要ですか?

お子様が斜視になられた場合、その対処法が「手術」と言われると御両親は緊張することと思います。
今回は斜視についての知識とともに手術の概要も説明します。

『斜視はどんな状態?』

■目の位置がずれて、両目の視線が合わない状態のことをいいます。
■ずれていない方の目でものを見るので、ずれた方の視力が発達しません。
■両目でものを立体的にとらえる両眼視という機能も発達しにくいです。

『手術の目的は?』
■ものを立体的にとらえる両眼視という機能を発達させるためです。
※ずれていない方の目にアイパッチ(眼帯)をして、訓練してから行ないます。
■適切な時期の手術は両眼視が向上します。

『手術は必要?』
■斜視の角度が小さければプリズムレンズの眼鏡で訓練すれば治る場合もあります。
■訓練しても角度が大きい斜視が残る場合は、手術で目の位置を揃えます。

『注意すべきことは?』
■斜視が急に起こった場合は脳や筋肉の病気がないか、調べましょう。
■一方の目が常に斜視の場合は、眼内の病気が原因になっているかもしれません。
 まずは眼科を受診することをおすすめします。

朝日新聞より引用

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