3月8日「花粉症が完治する!?」

花粉症に悩むみなさま、朗報です!

数年後には公的保険で受けられるかもしれない治療法があるんです!

日本医科大耳鼻咽喉科の大久保公裕教授らが取り組んでいる≪舌下免疫療法≫という聞きなれない治療法なのですが、2006年にこの治療法を受けた方が翌年から症状が軽くなり、昨年はほとんど症状がでなかったというのです!

現在、唯一花粉症の治癒が期待できる治療法に『減感作療法』というものがあります。この治療法は低濃度の花粉エキスを少量ずつ皮下注射し、濃度を徐々に高めていくことで免疫機能を花粉に慣れさせていくという方法です。

しかし、この治療法だと週に1・2回のペースで2・3年間注射する必要があるなど患者さんに大きく負担がかかります。

ですが、大久保教授らの取り組む治療法は、花粉エキスを浸したパンを口に含み粘膜から吸収させるという方法なんです。この方法だと、痛みや副作用が少ないうえに、自宅で行えるという利点があります。

これまでの研究で、患者さんの8割に効果があり、そのうち2割近くの方が薬なしで花粉症シーズンを送れるようになったそうです。

さらに、理化学研究所ではスギ花粉症予防ワクチンの実用化研究に乗り出しているそうです。
スギ花粉の2種類の主要抗原を遺伝子工学的手法で合成して、ポリエチレングリコールを結合させて、安全で優れたアレルギー抑制効果を動物実験で確認しています。

このように、日々、研究が進められています。そう遠くない将来、花粉症で悩むひとはいなくなるのかもしれませんね!

3月8日日経新聞

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