3月16日 患者支えるチームと技術

埼玉県所沢市にある国立障害者リハビリテーションセンター
ここには「ロービジョン(弱視)クリニック」という、専門家がチームを組んで、診察や治療、生活支援、カウンセリングに取り組む施設があります。

ここで行われるのは、医師や視能訓練士による検査や診察だけではありません。
網膜色素変性症などによって視力低下などが進んだ患者に対し、”残った視力で生活の質を維持し、日々の生活を充実させる“にはどうしたらいいのか、ソーシャルワーカーによるカウンセリングも行っています。
また、実際にパソコン画面などを使って、残った視力を有効に利用するための指導を受けることもできます。

眼科医の仲伯医師は、「検査結果などに振り回されず、しっかりと病気と向き合ってもらえるよう、チームでサポートします。一緒に乗り越えましょう。」と呼びかけ、患者1人1人に勇気を与えています。

(日本経済新聞 3月16日)

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