2月5日 花粉症対策できていますか?

今年、名古屋市では昨年の約6倍のスギとヒノキの飛散量が見込まれます。
昨年は症状が軽くても、例年、重い症状が出る人は注意が必要です。

≪症状を悪化させないために…≫
◆薬の服用
①    花粉の飛散が始まる時期、または症状が出たときに薬を飲み始め、重症化する前に抑える。
②    症状が軽い日があってもシーズン中は薬の服用を中断しない。
→再び症状が悪化し薬を飲み始めても、効くまでには数日かかります。
薬を服用しても症状が改善しなければ、急性鼻炎や細菌感染など他の疾患の可能性もあります。速やかな受診をおすすめします。

◆普段の生活
① 花粉が飛散する前からマスクを着用しておく。
→飛散は2月上旬、冬のうちに始まります。寒さと乾燥は鼻の粘膜がただれやすくなる原因となり、花粉症の症状を悪化させやすいのです。
② 自律神経の乱れも症状を悪化させるので、疲労や睡眠不足に注意しましょう。
また、お酒も鼻の粘膜の血管を拡張して症状を悪化させるため、控えましょう。
③    外出後の帰宅時には服をはたき、花粉を室内に入れないように注意。
→布団は外に干さないようにし、洗濯物は花粉を払ってから取り込みましょう。

≪注目される舌下免疫療法≫
アレルゲンがスギ花粉の場合、花粉症の完治もあり得るといわれている治療法として、舌下免疫療法が注目されています。早ければ年内にも保険適用されるそうです。
◆    舌下免疫療法
喉のリンパ節に近い舌の下に、継続的にスギの花粉エキスを入れることで、
体に『花粉が入ってきても大丈夫』と認識させる治療法。
現在保険が適用されている、エキスを皮下注射する免疫療法における注射の痛みや、頻繁に通院するなどの患者の負担に比べると、舌下免疫療法は自宅ででき、通院も月一回程度で済むので、普及が期待されています。しかし、人によっては口の中が腫れたり、呼吸困難になったりする副作用も報告されており注意も必要です。

(中日新聞 2月5日)

 

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