12月25日 なかなか気づかない!? 緑内障

日本人の失明原因の1位である緑内障。
視神経が傷つき視野が狭くなるこの病気は、一般的に涙の排出ルートが詰まり、目の中の圧力(眼圧)が高くなって発症します。
一方の目の視野がせまくなっても、もう一方で補ってしまうことで、異常に気付くのが遅くなるケースも少なくありません。
実際に、異常が判明した人の9割が未治療であったというデータもあります。

もともと120万本ある視神経は、加齢などによって、通常でも年4~5千本が失われるとされ、日々変化をしています。
40代になったら、早めに専門医での検査をすることをお勧めします。

この緑内障の治療法は、点眼薬で眼圧を下げ、進行の速度を遅らせることを目的としています。
点眼薬の中には、まつ毛が伸びる副作用があるものもありますが、この副作用に目をつけ、「まつ毛育毛剤」と称して無許可で、販売する薬事法違反事件も起きています。むやみに使うことで、角膜にヘルペスができたり、流産したりする恐れがあります。

 点眼薬の使用は医師の判断のもと、正しい用法、容量で行いましょう。

(朝日新聞 12月25日)

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