9月8日 「優性」「劣性」使いません

誤解や偏見につながりかねなかったり、分かりにくかったりする用語を、日本遺伝学会が改定しました。

 

「優性」「劣性」は、遺伝子の特徴の現れやすさを示すにすぎませんが、優れている、劣っているという語感があり、誤解されやすく、「劣性遺伝病」と診断された人はマイナスイメージを抱き、不安になりがちです。

見直しの結果、「優性」は「顕性」、「劣性」は「潜性」と言い換えるようになるそうです。

 

他にも、バリエーションの訳語のひとつだった「変異」は「多様性」に。

色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」となりました。

 

(中日新聞 9月8日)

9月6日 シックハウス症候群にご注意を

化学物質により目やのどが痛くなったり、体調が悪くなったりするシックハウス症候群。

 

最近のマンションや戸建て住宅は、省エネルギーのため気密性が高く、換気を停止し、窓を閉めてしまうと10時間でやっと部屋の空気が1回入れ替わるかどうかだそうです。

 

シックハウスの主な原因と考えられているのは、建材、塗料や接着剤などから拡散するホルムアルデヒド。

国産の建材はほとんどが放散等級を表示してありますが、インターネットなどで購入したアジア製の家具などでは表示義務がありません。

 

新築時や、リフォーム時には窓を頻繁に開ける、24時間機械換気を切らないようにして室内の化学物質濃度を低下させる、なども必要です。また、購入した組み立て家具や生活用品にも注意しましょう。

 

汚染空気をできるだけ吸わないようにすることが大切です。

 

(日本経済新聞 9月6日)

9月5日 季節で変わるメダカの色覚

メダカの色覚が夏と冬で変化することが愛知県岡崎市の自然科学研究機構・基礎生物学研究所と名古屋大のチームの実験で分かりました。

 

メダカの繁殖期は水温が高い夏場。繁殖の準備が整うと、メスの体の赤やだいだい色(婚姻色)が濃くなります。

色を感知するタンパク質「オプシン」のうち、とりわけ赤やだいだい色を感知する「赤オプシン」が水温の上昇とともに増加し、オスは婚姻色のメスを判断しているようです。

 

繁殖期に色覚などを発達させることで、繁殖行動につなげているのではないかと推測されています。

 

(中日新聞 9月5日)

  • 最近のエントリー

  • カレンダー

    2017年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • アーカイブ

先頭に戻る