2016.3.8 知らない言葉・言えない言葉

ゴルフコンペ終了後の懇親会の場で。

ウエイトレスさん(古い呼び方?)が、飲み物の注文を取りに来ました。

大多数「ノンアルコールビールで!」(私も)

ある人(60歳)「レスカのダブルで!」

隣席(70代)「僕も同じものを」

ウエイトレスさん「かしこまりました」(慣れた様子で)

『レスカ』『レスカ』『ダブル』『ダブル』…何ナニ?一体どんな飲み物?

先にビールが出てきたのですが、レスカを見届けるまでは、口を付けられません。

出てきたのは…ビールジョッキに入ったレモンスカッシュ!

『ダブル』は通常のグラスの2倍量のよう。

お昼にダブルではないですが、シングル?で同じものを頼んだ私。

『レスカ』ではなく、「生搾りレモンスカッシュください」とメニュー通りに注文。

『レスカ』の正体を知っても、通ぶっているようで自分では言えない言葉。

 

ゴルフコースに出た頃、同行者たちが「今日アゲてますね~」「アゲアゲですね~」

と言うのも、『アゲ』あげ、上げ?挙げ?揚げ?何ナニ?

against(アゲインスト)=向かい風の意味だと知っても、未だ自分では言えない言葉。

まだゴルフに通じていないし、気恥ずかしさが先立ちます。

 

レモンスカッシュをお昼に頼んだのは、近頃珍しかったから。

昔は、喫茶店(『サテン』という言い方はついぞ出来ませんでした)にある定番メニュー。

そして、頼むには少し大人ぶってる感じでした。

 

『レスカ』に『アゲてる』、いつかラウンドでさらりと言えるでしょうか?

きっと言えそうにないと思っています。

知っても言えない言葉もある…

やはり自分には『レモンスカッシュ』『向かい風ですね…』が合っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事

2016.3.1 寒い夜に

日課の夜のウォーキング。

ある晩、家人が所用のため、ひとりで歩くことになりました。

明るい道なので、ひとりで歩いても何ら問題はないのですが…

試しに、家にいた次男に「ねえ、散歩行かない?」

「行かん」

「そんなこと言わずに付いてって~。ひとりで夜道は危ないから」

「はーぁ?何歳だと思っとるの?明るい所ばっかしじゃん。」

「そりゃ、そうだけど。わからんよ~。何が起こるか。まぁ何でもいいから、一緒に行こ!」

「しょーがないオバサンだなぁ。俺、会話しんからね。音楽聞きながら歩くから。」

「ダメ。危ないよ。歩く時くらいイヤホン外さんと。」

とかなんとか。

一緒に歩いてほしかっただけなのに。

回りくどく、やっと親子でウォーキング(デート?)成功。

 

歩き始めて、ポケットに手袋がないことに気付きました。

「寒い~。しまった~」

両手をポケットに入れて歩く母に

「母さんこそ転ぶで。俺の手袋貸したるわ。はめや~」

母、うるうる。

「ありがとう~」

その後はウキウキ、少しでも応え易い話題を探して声をかけます。

大きな歩幅で歩きながら、ぼそぼそと短い会話をする息子。

それでも母大満足。

帰宅して、「楽しかったね~、運動になったし」

「そーかな~?もう付き合わんよ」

 

そんな折、N新聞に気になる短歌が。

『寒そうな 息子にマフラー 貸したいが 妻なるひとが 居ればつつしむ』

今回とは逆の立場で、母が遠慮して息子への気遣いを控えた歌。

 

彼女や妻が出来、親子の距離も少し遠くなってしまうことを思うと、

思春期の息子との夜のウォーキングは貴重なことかもしれません。

また誘おっと。

 

 

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2016.2.23 右目も同じ年?

『左目にね、飛蚊症(ひぶんしょう)っていうんですか、虫が飛んで見えたんですな。

それで、眼科に行ったら、色々検査されて、丁寧に診てもらった挙句

先生が「こりゃあ、加齢ですな」って。

それで、あたし「右目も同じ年なんですけど」って聞いたんですよ』

これは、先日、三遊亭円楽師匠の寄席での一こま。

 

日々の診療で『飛蚊症』はよくありますが、今まで「加齢ですよ」

で突っ込みを入れた患者さんは皆無。

眼科医(私)苦笑。

 

笑点メンバーの寄席は、ミーハー落語ファンにとっては、とっておきのお楽しみ。

この日も大いに笑い楽しんできました。

 

さて、帰宅すると『笑点』の時間。

大喜利のコーナーのお題は『医者が絶対言ってはいけないこと』

『笑点』流なので

「点滴少し残りましたが、ボトルキープしておきますよ」

「手術(受けるの)初めてですか?私も(執刀するの)初めてなんですよ」

「今回は手術料半額、出血大サービス」などなど。

目医者(私)、大笑い。

「こんなお医者さんは、日本に一人もいませんから安心してください」

最後に歌丸師匠が一言。

 

『笑点』で笑って、一週間を乗り切る免疫力を付ける。

こうして日曜日が暮れてゆくのでした。

 

 

 

 

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2016.2.16 今年も梅を見に

ひどい雨が上がり、急に春の日差しになった午後、

どちらからともなく「梅、見に行く?」

我が家では、『梅見』=『アイスクリーム』

1年ぶりに名古屋市農業センターへ。

20℃を超える陽気に、マスクと眼鏡。

スギ花粉予防はぬかりなく。

いつもの正門への道をショートカットしようと、手前に入り込んで迷った二人。

「とにかく進んでいけば何とかなる」と先に進もう派。

「聞いた方が早い」と民家の庭先にいた人を見つけて、「迷ったんですけど~」と

素直に教えを乞う派。

結局、地元の人の指示に従い、竹林の中の小道に出ました。

たどっていくと、センターの裏門。

牛や豚、鶏舎のところに出ました。

「と言うことは…」

「アイスクリームがすぐ食べられる!」

センターへの近道、しかもアイスクリーム売場への近道を教えてもらい、

アイスクリームに満悦。

ここのアイスクリームは、センターの牛乳を使用しており、本当に美味しい。

ここで満足せずに、反対側の梅林こそが本来の目的。

しだれ梅は12種あり、これからが見ごろです。

まだ咲きかけの梅を楽しみました。

翌日、スギ花粉の影響は出ていない状態。

完全防備をして、来る春!を楽しみたいと思います。

 

 

 

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2016.2.9 視線が怖い

『視線の恐怖』の『視線』と言う言葉が気になってEテレ(教育テレビ)を見ました。

 

視線が怖い…?

真っ先に浮かぶのは『ガンつけ』

経験したことはありませんが、そんなことがないように、

その手の人とは関わらないようにしている人が一般的でしょう。

次に浮かぶのは『サスペンス』ドラマや映画での登場人物の視線。

好んで見る人もいるでしょうが、自分はこの手のドラマは避けるか、

仮に遭遇しても下を向くか目を閉じます。

 

しかし、この番組で取り上げられていたのは、そうした誰もが想像する視線ではなく、

普通なのに普通ではない視線に対してでした。

『視線恐怖症』というそうです。

 

『視線恐怖症』はさらに、

他人の視線が気になってしまう『他者視線恐怖症 』

相手に不快感を与えてしまうのではないかと、自分の視線の置き場に困る『自己視線恐怖症』

自分の視線が相手を不愉快にさせてしまうのではないかと思い、

相手を正視できなくなる『正視恐怖症』

視線を向けてはいけないと意識するほど、そちらにちらちらと視線がいってしまう『脇見恐怖症』

に分けられるそうです。

何気ない一言や体験がきっかけになることもあり、

周りの目が気になり始める中高生の約30%が該当するというデータも。

『視線』につられて見た番組でしたが、『こころ』の話題でした。

専門外の勉強になりました。

 

『目は口ほどにものを言う』

鼻や耳ではそうはいきません。

仕事柄、視線が怖い?ほど、毎日人の目をじっと見つめ、観察しています。

でも、鋭い目つきの中に、温かさも持っています。

 

人を見つめることは、相手に興味・関心を抱く自然で大切なサイン。

返ってくる温かいまなざしは、うれしいサイン。

そう思って、いつでもどこでも、きょろきょろして、

気になれば興味の視線を向けるおばさん(私)です。

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2016.2.2 初心者マーク

愚息が自動車免許を取り、運転したがるようになりました。

自分の車を自分以外の人に運転してもらいたくない父親。

母親(私)の車を貸すことに。

「ドライブ行く(市内)?」

初心者ならではの慎重さはありますが、同乗保護者としては冷や冷や。

往診の時は、スタッフが安全運転してくれるので、院長はきょろきょろしながら何かを見つけたり、

話を振るといったお気楽さなのですが、息子の運転での同乗は自分の運転以上に緊張します。

運転時はふだんより凝視し緊張度が高まるため、瞬きも少なくなります。

ドライアイの人は悪化。

息子との同乗は、運転していなくてもドライアイ悪化。

「いろいろ言わんといて~わかっとるで」(そうなんだけど…)

自分もそうだったんだよね~

車内でいつもより会話ができるだけ、息子の方が自分の初心者時代よりは余裕があるようです。

無事自宅に戻ってきたときには安堵と疲労感が。

ひとりで市内をあちこち運転している日には、常に息子のことが頭の片隅から離れません。

免許取りたての息子を持った知人は、夜中まで帰って来ないのを心配し、

交番に交通事故の問い合わせをしたとか。

自分も含め、みんな一人前に運転出来るようになるんだもんね~と、見守りましょう。

いつか心配しないでもいい日が、むしろ心配される日が来るでしょうから。

 

さて、このところ、前方に駐車車両があったりして車線変更せねば、

といった場面に出くわした時の他の車の親切さを感じます。

あれっ!?付けっ放しの若葉マーク。

初心者マークは、免許取得後1年未満は表示する義務がありますが、

それ以降の表示については法律上の問題はないそうです。

初心者マークをつけた中年のおばさんにこそ、

優しくしてあげなきゃと思われたのかもしれません。

免許取得から返納までの期間が60年くらいとすると

(もっと乗っている人もいるけれど)真ん中あたり。

個人的には、免許返納してもいいから、早く自動運転が実現してほしいものです。

 

 

 

 

カテゴリー:公センセの家族・恩師・友人など 公センセの日常の出来事

2016.1.26 ヨーグルトと花粉症

「明日から毎日ヨーグルトを食べよう」花粉症の家人が提案したのは1か月前。

意外にも三日坊主にならず、今日まで朝食後のヨーグルト生活が続いています。

ヨーグルトも毎日食べるとなると、あれこれ銘柄選びが楽しい。

生乳100%、生クリーム入り、低脂肪、無脂肪や豆乳ヨーグルト。

プラスチック容器にアルミパウチ。

お気に入りが、またひとつ、ふたつ。

そして…日持ちがするので、魅かれて集めていたものの、米飯主体の我が家に出番は

滅多になく、カビが生えてしまい泣く泣く捨てるはめになったこともある

コンフィチュール(ジャム)。

定番のイチゴやブルーベリーから北のハスカップやルバーブ(ふき)、

南のマンゴーやバナナなど珍ジャムまで、ヨーグルトに合わせて選ぶ楽しみもできました。

 

花粉症に効くというヨーグルト。

そろそろスギ花粉の飛散も始まり、期待が高まります。

花粉症にヨーグルトが効く理由は…

アレルギー症状は、2種類ある免疫細胞(Th1細胞、Th2細胞)のバランスが乱れることで

起こります。

Th2細胞が増加することで、花粉症の症状が引き起こされますが、

乳酸菌・ビフィズス菌は腸内環境を整え、免疫細胞のバランスを整えます。

実際に薬ではないので、効果は定量化されていませんが…

信じる者は救われる。

身体に良いことには違いありません。

 

今年の名古屋の飛散開始は2月10日頃。

なんと昨年の約8倍。

ヨーグルトだけでなく、アレルギー予防薬も始めた院長。

数年前のスギ当たり年に『初』スギ花粉症患者になった時の、

つらい思いは忘れてはならない…と自分に言い聞かせています。

「花粉が飛ぶ前にお薬使いましょうね~花粉症のつらさが全然違いますよ」

スギ花粉飛散ピークの時期に毎年言っている言葉です。

加えて今年はヨーグルトも推奨。

院長自ら実証します。

 

 

カテゴリー:公センセの日常の出来事 眼に関すること

2016.1.19 染めだし

学校保健委員会がそろそろ始まる季節です。

毎年保健活動の一環で行われるのが、歯磨き後の染めだし。

磨き残しの箇所が赤く染まり、もう一度そこを重点的に磨きます。

自身の小学生の頃からある、かなり歴史ある保健行事。

その後自己流の磨き方に戻り、たまに歯科で指導を受けるも、再び自己流に戻る。

たぶん多くがこの繰り返しでは?

 

さて、赤く染まる箇所の正体は歯垢。

歯垢は、約8割が水分、残り2割が細菌やその代謝物(タンパク質など)から

成り立っています。

このぬめりはバイオフィルムと言って、台所の流しのぬめりもそう。

バイオフィルム内では、様々な細菌がうじゃうじゃ。

 

そんなわけ?で、眼科分野にも染だし液が使えます。

それはコンタクトレンズケース。

レンズケースに染だし液を使ってみると…

歯垢と同じく、バイオフィルムが形成されて部分が染まります。

最近では、洗浄液ごとにケースが付いていることが多く、

以前ほどではなくなったにせよ、汚れているケースを使用している人の方が、

結膜炎や角膜炎を起こす人は当然多い。

レンズもケースも洗っているつもりでも、こすり洗いをしなければ汚れは落ちていません

(食器も同じですね)。

ケースが汚れていれば、きれいに洗ったレンズに再び汚れ(細菌)が付いてしまいます。

ネットや量販店で購入しトラブルになって来院される場合、

意外とこうした基本を知らず、正しい手入れをしていないことが多々あります。

最終的にコンタクトレンズで失明?…あります。

たかがコンタクト。

でも怖い。

だから定期検査が重要。

コンタクト使用の知識も必要。

 

いつも「公センセの部屋」を書いていると、ふと頭に音楽のワンフレーズがよぎる院長。

今回の曲はテレサテンの『時の流れに身を任せ』

「ピンク (あなた) の色に染められ~きれいになれたそれだけで~♪♪」

染だし液の歌?にぴったり。

染めてみませんか?歯とコンタクトレンズケース。

意外な結果が出たりして…

 

 

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2016.1.12 鏡開き

1月11日は鏡開き。

11日が日祝日の場合、直近のスタッフが全員そろう日が、こうクリニックの

鏡開きと勝手に決めています。

というわけで今年は9日(馬九うまく行く)。

そもそも、鏡開きにぜんざいを食べるのは…

赤い小豆のぜんざいには邪気を祓い、病気から守る意味合いがあり、

そこに神様にお供えをして力が宿った鏡餅を入れて無病息災を祈願することが

由来のようです。

恒例のぜんざい作り。

ぜんざいに限って言えば『ワタシ、作るひと』

「お母さんの得意料理は?」と聞かれれば、間違いなく「ぜんざい」と答える息子たちのはず。

小豆をより分け、水に一日浸し、煮始めます。

ことこと煮込む時間が大好きです。

沸騰したらびっくり水を入れて、また沸騰させてことこと。

小豆が柔らかくなったら、砂糖を入れて、再びことこと。

最後に隠し味に塩をひとつまみ。

先日、映画『小さな岬の物語』を見たばかりだったので、主人公の吉永小百合演じる

喫茶店主がコーヒーを入れる時のように、ぜんざいに向かって『美味しくな~れ』と、

今年初めて唱えてみました。

スタッフみんなの喜んでくれる顔を想像して。

自分では今年も納得の出来栄え(ぜんざいに関しては手を抜かない)。

今年も病気せずに頑張ってね~と祈願しつつ、ぜんざいを振舞ったのでした。

 

ところで…

11日Eテレ(NHK教育テレビ)で、片目の騎手の特集を見ました。

落馬事故で片目を失明するも、再度騎乗復帰した高知競馬場の宮川実ジョッキーです。

片目を隠して歩くだけでも、ふだん両眼で生活している私たちにとっては難しいことです。

並はずれた身体能力と努力。

負け続けで出走したハルウララで有名な高知競馬場ですが、

また応援したくなる競馬場、ジョッキーを見つけました。

11日宮川ジョッキーの無病息災も願って…

 

 

 

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2016.1.5 あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

本日5日より診療致します。

今年もスタッフ一同笑顔で、地域に密着したクリニックを目指し頑張りますので

よろしくお願いいたします。

 

今年の干支は猿。可愛い猿の置物付きのおみくじを見つけたので、スタッフ用に用意。

自分は、悪い結果が出ると落ち込んでしまうので、おみくじや占いは避けて通る

性質です。

旅先で『凶』が出た時、とにかく満足する『吉』が出るまで、訪ねた先々の神社で

おみくじを引き、「最後に吉が出れば、結果良し」と断言した友人も身近で見ているの

で、ものは考えようかもしれません。

ともかく人のおみくじを選ぶというのは、ある意味無責任であるゆえ、楽しくも

ありました。

みんなのおみくじを開いた時の顔が楽しみです。

 

今年の目標はミニマリスト(最小限の生活用品しか持たない人)に近づくこと。

何も物を置かない部屋に憧れ、年末片付け。

食器洗浄機があるのに、置いてあった洗いかごは撤去。

リビングやキッチンに複数あったゴミ箱も撤去。

たまっていたボールペン、ハサミなどの文具も最低限に、などなど。

これくらいでは、まだまだ序の口。

ミニマリストの足元にも及びませんが、一年かけて現状よりサイズダウンしたいと

思っています。

断捨離しすぎて、あったはずの封筒がない!

100円ショップへ。

封筒だけを買うつもりが…サイズアップして帰ってきたのでした。

ミニマリストの道は果てしなーい。

 

 

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