2017.9.26 女医会

年に一度、緑区女性医師の懇親会が開かれます。

 

お洒落してお出かけというのは、あまりないので、こういう時は気合が入ります(私だけ?)

何着ていこう?と悩んだ挙句、『せっかくだから』の口実で、一目惚れしたワインレッドのワンピースをゲット。

 

当日は、早めにデパートの化粧品コーナーに立ち寄り、ファンデーションを買うついでに化粧直しをしてもらいます。

今秋流行りの口紅は、濃いめの赤。

『女性らしいお色目ですよ。お肌が透き通って見えますし、お顔映りもいいですよ』

『赤にオレンジが入っているので、軽やかです』

唇に引いてもらうと、いいかも。

その気になって、『これもいただきます』

というわけで、装い・化粧ともよそ行き仕立てで、会場にGO。

 

『緑区医師会で予約しています』

係の男性が『お待ちしておりました。ご案内いたします』に続き

『素敵なお洋服ですね。大変お似合いでいらっしゃいますよ』

やった~(何が?)

お世辞だとしても嬉しい。

 

さて、会長の挨拶で会が始まります。

アラフィフから70歳オーバーまで。

一人3分の近況報告ということで、仕事の悩みや家事育児(ほぼ終了)介護との両立、楽しみや趣味など。

各々が『うん、うん、わかる~そうだよね~』とうなずいたり、質問をするので、自然に、一人当たりの時間が長くなります。

女性医師同士の安心感からか、男性医師がいたら(会長は男性ですが)話題にならないような、日々細々としたことが話のタネに。

『男性にとってどうでもいいことでも、女性にとっては大変な問題よね~同等の仕事しているのに』本音もチラリ。

 

おしゃべりのスピードに合わせて、料理が出てくるので、時間を忘れてしまいます。

最後の水菓子が出て、『そろそろ』と、閉会の辞。

約3時間。

未だ年少に属する自分は、いつも先輩女医さんたちの言葉に励まされたり、参考にさせてもらったり。

 

いい気分で帰宅して…

『この口紅どう?』

『いつもより赤いね~』と家人。

『今年の秋の流行り』

『いいんじゃない』

『でしょう?』

 

『オバQの唇みたい』と息子。

『唇がすごく目立っとる』

母の心、推し測れないの~!?

その言葉無視して、トレンドを身につけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017.9.19 父の誕生日

カレンダーを確認すると、父の誕生日、今年は木曜日(休診日)です。

 

『誕生日当日にお祝いすることに価値がある!』と、信じている私。

 

介護認定も受け、出不精になっている父のお誕生会を企画しました。

『家に来てくれればいい』という父に、『出かけて美味しいものを食べれば、気分転換になるから』とお店を予約。

きっと満足してくれるはず、と、お店の人と打ち合わせ。

 

3日前、電話がかかってきて『膝が痛いから、椅子席じゃないと~行けないわ』

『大丈夫。どの部屋も、椅子か掘りごたつです』

 

2日前、また電話『トイレに近い部屋にしてもらえんかな~』

『小さなお店なので、どの部屋からもトイレは近いです』

 

前日、またまた電話『店の名前と住所だけで、タクシーわかるかな?』

『今は、ナビ搭載だから、目立たないお店でも連れてってくれます』

 

昔から、神経質でしたが、久々のちゃんとした外出に緊張しているよう。

当日、なにしろ主役だからドタキャンはないだろう…と携帯を気にしながらの現地集合。

母と一緒に父も現れホッ。

杖をつきながらも、思っていたよりスムーズに足も運び、一安心。

 

父母娘の三人お誕生会が始まります。

ソフトドリンクで乾杯!

お料理が運ばれてきます。

おめでたい席ということで、本日の主役の器は、慶事仕様。

 

季節の彩を添えたお料理に舌鼓を打ちながら、久々に、父母の話に耳を傾けました。

私は、割とアドバイス的に、意見を言うことが多いのですが、今回は聞き役に徹して。

専ら、話すのは母で、父は横で聞いています。

 

母が、認知症予防の体操を習ってきたと言うので、『見せて』と言ったら、2人(夫婦)でやる体操ということで、二人で実演。

父母とも一生懸命やっている様子に、思わず笑みがこぼれてしまいました。

体操の最中のナイスショットをパシャ。

 

心配していた父の食欲も、本人が言うほど衰えておらず、完食。

 

『ほんとに嬉しいね~ありがとう!いい日になったよ』

 

アラフィフになると、親を見る目が、若い頃より変わってきます。

自分の生活が、少し落ち着くからかもしれません。

少しでも多く、嬉しいことを増やしてあげたい、と思います。

もう、自分から、嬉しいこと、楽しいこと、ドキドキすることをどんどん積極的に見つけることが難しくなるから。

 

タイムリーにお誕生会やってよかったです。

偶然にも、次回の母の誕生日も木曜日。

また、企画するね~

 

 

 

 

 

 

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2017.9.12 休日診療所

久々に休日診療所(休日急病センター)の出務でした。

 

多くは、昨日、今日に発症したという患者さん。

 

『急に白目が赤くなった』という結膜下出血。

『急に目やにが出だした』という結膜炎。

流行り目(流行性角結膜炎)を疑う場合は、即ウイルス検査もします。

『こすったら急に眼がブヨブヨになった』というアレルギー性結膜炎。

いずれも、眼科では軽症の部類に入りますが、当の本人からしたら、びっくり!

不安を和らげ、安心して帰っていただくよう、診察、説明、薬を出して診療終了です。

 

急に眼圧が上がった患者さんが来院されました。

この場合は、重症です。

検査・診察をして点滴の指示を出しました。

かなり時間のかかる点滴ですが、終了後には、眼圧も下がり、患者さんも楽になられました。

薬を処方して、翌日必ず近くの眼科にかかるようお話して帰っていただきました。

 

診療が昼休みに食い込んだので、今回は『おひとり様ランチ』に出かける予定を変更。

コンビニでお昼ご飯を調達することにしました。

滅多に行かないコンビニなので、商品を色々見てまわります。

 

『あれも食べたい、これも気になる』と、厳選しつつカゴに投入。

レジ待ちをしていると、目に付いたのは『おでん』

コンビニおでんも以前から気になっていました。

おでん(卵、大根、こんにゃく)も注文。

 

買ってきたコンビニご飯は、どれも美味しい。

中でも、おでんは、コンビニと思えないほど、優しい味が染みています。

大根は『うちのが勝った』と、勝手に自分の料理と比べながらも、『他のも食べてみたい』

 

帰宅後、家人にコンビニおでんの話をしたところ、

『だし巻きと、がんもも美味しいよ』

 

中年夫婦だけでの夕食が多くなった我が家。

『今度、違うコンビニのおでん色々買って、二人でおでん食べ比べパーティーしよっか』

たまには、ささやかな刺激とお楽しみも。

 

帰ってきた息子に、コンビニおでんの話をすると、

『コンビニの旨いよな~。でも、腹いっぱいになるには高いわ~。だから、母さん、そろそろおでん作ってよ』

家で食べれば、息子の懐は痛まず。

だからなんだろうけど、そのリクエスト、母としては嬉しい~

ずっとリクエストしてね~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017.9.5 やれない?やらない?

母の40年余の友人であるNさんとは、ここ何年かは、1か月に1回ほど、葉書で近況を知らせあっています。

Nさんは80歳目前。

シングルで元キャリアウーマン。

時代の先端を行っていた人。

そんな姿に、母と同年齢にもかかわらず、自分が成長するにつれ、『憧れ』の『頼りになる』お姉さん的な存在になっていきました。

 

ある日の葉書。

『明日から入院して手術を受けます』

携帯電話は持たない主義のNさん。

連絡のすべもなし。

きっと、落ち着いたら連絡が来るはず。

 

それから1か月半後、待ちに待った郵便。

そこには、弱い筆圧の字体で、診断名、手術の方法、予後など書かれていました。

また、連絡先は、病院の病棟になっていました。

 

私にできることは、とりあえずお見舞いの言葉を送ること。

それから毎日、日常のありきたりを、お見舞いに行った時の雑談のように記して投函。

 

『お見舞いに行きたいね~。でも、遠いし、色々用事入っているし、なかなか行けないね~』息子にポロリ。

『行けばいいじゃん。どうしても必要な用事なんて、そんなにないでしょ(失礼な!)動かしたり、キャンセルできるじゃん。

行けないのじゃなくて、行かないんじゃないの?』

 

ポンと、息子に背中を押されました。

 

そうなると話は早い。

スケジュールを調整して、直近で、飛行機を予約。

事前連絡なしで、お見舞いに伺うことは、迷ったのですが。

病人に気遣いをさせたくない、私なりの気遣い。

新千歳空港から電車を乗り継いで病院へ。

 

そっと病室に入り『Nさん、Nさん』と声掛け。

『えっ!?公ちゃん!?わざわざ来てくれたの?夢みたい!』

それからは、体調に差し支えない程度に、おしゃべり。

お見舞いにしては、ずいぶん長居をしてしまいました。

思ったよりも元気そうでほっと一安心。

 

帰りの飛行機は、霧のため遅延。

今日帰れないと、明日の診察は…と多少不安になりましたが、無事セントレアへ。

慌ただしい日帰りの北海道でしたが、本当に行ってよかった!

 

『やれない』のと『やらない』のと。

身体的、金銭的、環境など様々な理由で『やれない』ことは、たくさんあると思います。

しかし、結構『やらない』のを『やれない』と言い訳にしてしまっていないか?

『やれない』の中には、『やらない』意思が優位に立っている場合が多々あるのでは?

振り返って自分を内省するには十分な一件でした。

 

今度は、息子に、言ってやろっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

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