2015.3.31 お花見ゴルフのはずが…

桜の花も満開だろうと、日曜日はお花見ゴルフに行くことに。

運がよければ、しだれ梅も見られるはずと楽しみにしていました。

しかし、ゴルフ場は桜、未だ開花せず。梅は既に散った後でした。

しかも、雨に降られる羽目に。

やっと走らなくても良くなったものの、トップにダフり、あさっての方向と、梅も桜もどうでもいいという気持ちのカッパを着てのプレイでした。

花より団子。せめてお団子だけでもと茶店で一服。団子は食べたものの、お花見ゴルフならぬ、ずぶぬれゴルフとなりました。

 

ところで、ゴルフではおめでたいホールインワンですが、アイホールインワン(勝手につけた名称です。目にゴルフボールが直撃すること)の患者さんを診察したことがあります。

眼球打撲の場合、小さいもの、硬いものほど、またスピードがあるものほど重症度が高くなります。

ゴルフボールの場合、眼球が破裂してしまいます。

まだまだ、ゴルフルールも覚え中ですが、事故は思わずして起こるもの。

注意、注意。

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2015.3.24 休日診療所

久々の休日診療所の当番。眼科は新栄の葵町にあります。

仕事の合間の楽しみは、いつの時も食べること。

休日診療所でのお昼の休憩はいつものビストロへ。

お店は、場所柄か休日診療の日は女性のおひとり様が多く、しかもそれぞれが離れて座っているため、一人の時間が楽しめます。

窓際に座って、注文を取りに来るフランス人が主人とあれば、マドモアゼルならぬマダムの気分。

前菜・メイン・コーヒーとデザートが定番のコースを注文。「1時間で優雅に食事をして、昼からに備えよう」

もうひとつの窓際の席に珍しく母娘の二人連れが着席。

「ご注文は?」「コース1人前でいいわ。分けて食べるから」(えっ?)

それからおもむろに「今日の算数のテストどうだった?国語は?」と質問(こんな所でしないでー)。しかも矢継ぎ早に出てくる出てくる。どうも中学受験を控える親子のようです。

パリのビストロで一人ランチを楽しんでいるマダムは現実に引き戻されてしまいました。

 

さて、この日の休日診療所の患者さんで一番多かったのは、結膜下出血。

白眼が真っ赤になる病気です。見た目が派手なので、飛んで来られるのでしょう。

野球のボールが当たり出血した少年は、試合を休んで安静にしているよう伝えましたが、再度眼科に行ってくれたでしょうか?

角膜が大きくはがれ、目が開けられなかったおじさんも翌日受診してくれたでしょうか?

一期一会の診療、患者さんのその後が気になります。

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2015.3.17 耳がダンボ

先日入ったカフェ(喫茶店)で。案内されたのは隣との距離が近い席。

おばさんに突入したばかりのプチおばさんの私たちは、トーンを押さえ気味に会話。

隣からは年配のおばさま達の賑やかな話声。嫌でも耳に入ります。そして、いつしかダンボに。

なにやら健康談議。

「緑内障って言われたんだわー。年齢のせいだって!」(年齢だけで緑内障になることはありませんよ。もしかしたら白内障?)

「今年は花粉症がひどいもんで目が痒くって痒くって。点しても点しても良くならんのよ」(用法を守りましょう。他の薬に替えてもらう手も)

「ちょっと待って、目薬点すから。最近、コンタクトが乾いて、乾いて。」(それはドライアイの○○薬ですね。乾きにくいコンタクトレンズもありますよ)

「ちょっとー。これ、なんて書いてある?暗いで見にくいわ―」(老眼の典型的症状です。眼鏡を使ってみては?)

隣の席に乗りこんで、解説をしたくなる気持ちを押さえながら、心の中で突っ込みを入れてしまいました。

知人も苦笑いでした。

別れの挨拶は「お互い健康に気をつけて、またお茶しようね」身体に気を遣う年代になってきました。

いずれ、病気自慢をするおばさんになる日も近い?でも大きな声は控えようっと。

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2015.3.10 ママがいいー!

陽気も良くなりスギの飛散もピークに。

サングラス・マスク姿のランニングも様になってきたこの頃です。

そのいでたちで平針の農業センターへアイスクリームを食べに……ではなく、梅を観賞に行ってきました。

しだれ梅は満開、まさに見頃。大勢の人で溢れかえっていました。

長蛇の列に並んで食べた久しぶりのアイスは美味。子供がアイスクリームを受け取った途端落として大泣きしたことを思い出し胸がキュン。

 

花粉の季節。アレルギーの原因を調べるために採血する患者さんも多くなっています。

ほとんどが小児なので「やめて、やめてー」「ママがいい、ママがいい―!」と泣き叫ぶ子もいれば、「うん、わかった」とか「あのねー私ねー…」と世間話をするつわものも。

原因が特定できれば早期対策も出来るので、気になる方はお申し出ください。

さて「ママがいいー!」という子供の甘えたセリフ。

息子たちから毎日浴びるように発せられた嬉しい言葉も遠い過去に。

現在聞くのは、お金がいる時だけの「ママ(母さん)がいいー!」

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2015.3.3 自閉症の僕が…

ある患者さんが5年ぶりに検診に来院されました。聞くところによると、お子さんが自閉症でこの5年間忙殺されていたとのこと。

そういえば、まだ小さい赤ちゃんを斜視ではないかと連れて来られたことがありましたが、その時はまだ小さすぎて経過を見るしかありませんでした。その後、斜視ではなく、視線を合わせないことが分かったそうです。

東田直樹さん著「自閉症の僕が跳びはねる理由」によると、相手が何を言っているか聞きとろうと真剣に耳をそばだてていると、何も見えなくなるのだそうです。

自閉症の患者さんは当院にもたまに来院されるのですが、一度は上手くコミュニケーションが取れず、眼科の器械を投げつけられてしまったことがありました。これも気持ちの折り合いがつかなかったり、衝動が抑えられなくなるからだそうです。

東田さんは著書の中で「自閉症とはきっと、文明の支配を受けずに、自然のまま生まれてきた人たちだと思う」と書いています。

私たちも当事者や当事者の家族以上の現実はわかりませんが、少しでも理解し寄り添えたらと勉強していくつもりです。

自閉症の患者さん、遠慮しないで受診してくださいね。

東田さんの「自閉症の僕が跳びはねる理由」「跳びはねる思考」は待合室の本棚にあります。

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